屋根材の種類について
2022.07.11 (Mon) 更新
みなさん、こんにちは!
さいたま市見沼区膝子の交差点にある
屋根リフォーム・雨漏り・防水専門店『ヤネザル』です(^^)
今日は、屋根材の種類についてお話します♪
屋根材といっても種類は様々、伝統的な和瓦から最新のハイブリッド瓦まであります。
金属屋根
金属屋根といっても素材は様々あります。
・鋼板
・アルミ
・ステンレス 等
金属の配合率やメッキの方法によって細かく分類されます。
その中での施工頻度の高いガルバリウム鋼板についてお話します。
ガルバリウム鋼板
耐久性と耐候性に優れている屋根材です。
以前はリフォームのイメージが強かった素材でしたが、近年では新築でもよく使われるようになってきました。
材料自体が軽量かつ自由な形に加工できるため、耐震性を考慮した『葺き替え』や『カバー工法』に向いています。また、サビにも強くコストパフォーマンスも高いのでおすすめの屋根材です。
ヤネザルで主に施工させて頂いている『屋根カバー工法』や『屋根の葺き替え』では、現在の屋根より軽い屋根材への葺き替えをおすすめしております。
屋根の重量は、重い程に高い位置に重心がいき、軽い程に低い位置に重心がいきます。
耐震性へと直結しているため、軽いほどに減震が期待できるということです。
お住まいの広さにもよりますが、ガルバリウム鋼板の屋根材だとおおよそ、瓦屋根の1/10、スレート屋根の1/3程度の重量となります。
そして金属屋根といえば、『夏は暑そう』『雨音が気になりそう』などとイメージされがちですがメーカーさんの努力により、断熱・遮熱性能に優れた【三層構造】となっています。
上から【遮熱鋼板】
中【硬質ウレタンフォーム】
下【アルミラミネート】
そのため『夏は涼しく』『冬は暖かい』が実現しました。
また断熱材と一体型になっている物もあります。
そして、このガルバリウム鋼板に【マグネシウム】を加えたことで、3倍の耐久性が実現したのが『エスジーエル鋼板』です。
エスジーエル鋼板は、『スーパーガルテクト』という商品名で、ヤネザルでも取り扱っています。
例えば、穴あき保障ですと・・・
ガルバリウム鋼板 ➡ 10年
エスジーエル鋼板 ➡ 25年
と大きく変わってきます。ぜひご参考にしてみて下さい。
スレート屋根
コロニアルやカラーベストと呼ばれることもあり、日本の住宅の約8割がこのスレート屋根を使用しています。
金属屋根程ではありませんが、こちらも軽量な屋根材のひとつで、重さの目安は、瓦の1/3程です。
本来のスレートとは、天然の粘板岩(ねんばんがん)という、すずり等に使われるとても緻密な岩を屋根材として板状に加工したものでしたが、とても高価な建材なため、現在では人工のスレートが使われることがほとんどです。
では、この人工スレートのメリットとデメリットを見ていきます。
スレート屋根のメリット
・比較的軽量なため耐震性が良い
・瓦に比べ安い
・工期が短く済む
スレート屋根のデメリット
・苔が生えやすい
・割れ・反れが発生しやすい
・短いスパンでの塗り替えメンテナンスが必要
人工スレートは、セメントが主成分です。
セメントは、水を吸い込みやすい素材です。
濡れる→乾く→濡れる→乾く
と繰り返すうちに反りが発生し、また屋根材が水を吸い込むことで苔や藻の繁殖が進みます。
そこから気温差により膨張を繰り返した屋根材は割れを引き起こすことになりますので、定期的な塗装メンテナンスが必要です。
瓦屋根
瓦は本来、粘土を成型し、焼き上げて作られたものです。
粘土瓦や焼き瓦と呼ばれることもあります。
また、塗装によるメンテナンスを必要とせず、美しさを保つことができます。
瓦はとにかく耐久性に優れていると言えますが、やはりメリット・デメリットがありますのでご紹介します。
瓦屋根のメリット
・大がかりなメンテナンスがほぼ必要ない。(ズレの補正・漆喰の補修等)
・断熱性が高い
・天然素材の粘土などが使用されているため安心
瓦屋根のデメリット
・耐震性が劣る(重いため)
・高価
・衝撃による割れに弱い
・凍結に弱く、寒い地域では向かない
瓦は、台風や強風時などに『飛散』や『割れ』が起こることがあります。
その際は、瓦の補修や差し替えといった補修が必要になりますが、大切なのは、その他の箇所のメンテナンスです。
瓦を接着する役割がある『漆喰(しっくい)』、瓦の下にある瓦をひっかけるための木材の『垂木(たるき)』、その下の防水紙等に瓦程の耐用年数はありません。
定期的な点検とメンテナンスを行うことで、長期的に安心できる屋根を保つことができます。
セメント瓦・モニエル瓦
ここまでお話してきた粘土瓦とは違い、セメントを主成分とされた『セメント瓦』や『モニエル瓦』というものもあります。
これらは、塗膜によって防水性を維持しているため、定期的な塗装を必要とします。
塗膜が剥がれてしまうと屋根材が雨水を吸い込み、割れが起こってしまったり、そこから雨漏りに繋がることもあるので注意が必要です。
アスファルトシングル
ガラス繊維にアスファルトを含ませて固め、その上から石粒を吹き付け圧着したのが『アスファルトシングル』です。
他の屋根材との違いは、柔軟性です。厚みは、5mm程度のためカッターなどで切断することができ加工がしやすく、曲面にも施工しやすいです。
またホームセンターなどでも手に入れることが可能です。
欧米では、一般的な屋根材ですが、日本ではあまり普及しておらず、扱ったことがない業者もいるほどですので、この屋根材を検討される際は施工経験のある業者へ依頼されることをお勧めします。
陸屋根
勾配がなく、陸のように平面な屋根のことを『陸屋根』と言います。
広い屋上を作ることができるため、選択物干場やガーデニングの他、太陽光の設置なども可能です。
とても夢の広がる空間と言えますが、ここで注意しなければならないが定期的なメンテナンスです。
雨漏りすることがないよう、防水工事がとても大切です。
屋根材についてのご紹介は以上です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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屋根リフォーム・雨漏り・防水専門店 ヤネザル
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フリーダイヤル:0120-86-8236(営業時間9:00~18:00/火・水定休)
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