さいたま市見沼区にてシルキーG2を使用した屋根カバー工事を行いました
2022.08.05 (Fri)
さいたま市見沼区 施工データ
工事内容 | 屋根カバー工法 |
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施工日数 | 18日間 |
工事金額 | 173万円 |
メーカー・商品 | シルキーG2(福泉工業) |
お客様のご要望
・塗装はこれまで2回してきた。
・以前、雨漏りしていたので、見て欲しい。
・屋根カバーを検討している。
担当者より
ヤネザルのイベントにご来店いただきご相談して下さいました。
屋根カバー工事を検討されているとのことで、ヤネザルのショールームを見ていただきながら、屋根カバー工事についてご説明させていただきました。ショールームには、ルーフィング(防水紙)や屋根材の展示がありますので、実際に見て、触ったりして選んでいただくことが出来ます。
こちらの施主様のお家では以前、雨漏りが見られたとのことで一部、屋根材を剥がして補修してからの屋根カバー工事となりましたので、その様子が分かる写真と一緒にご覧下さい。今回、屋根カバー工事に使用したのは、軽量な金属屋根です。金属屋根にも様々ありますが今回、豪雨や強風にも強く、遮熱・断熱・防音機能に優れた『シルキーG2』を使用することになりました。屋根材と屋根材の接合部が綺麗に収まり、見た目にもすっきりと美しいのが特徴の屋根材です。
また、施工後にはアンケートにもご協力いただき、ご満足のお声をいただくことができました。
施工前、施工後写真
工事写真レポート
施工前 現場調査の様子
屋根全体の様子です。
ドローンを使い調査することができます。
全体的に白っぽくなっているのが分かります。屋根表面の塗膜が剥がれ防水機能が失われている状態です。- 大屋根の様子です。
屋根の表面が所々、剥がれています。
このままの状態では、水分を吸収しやすく屋根材そのものが傷んでしまい、雨漏りに繋がる可能性があります。 - 大屋根の棟板金です。
棟板金を固定している釘が飛び出てしまっています。
これは経年により起こるものです。内側の貫板が腐食している可能性があるので、板金部分を剥がし確認してみることをおすすめします。 - 下屋根の様子です。
こちらの屋根も良く見ると塗膜が劣化しており防水機能が低下していることが分かりました。 施工の様子
まずは足場を立てるために、駐車場に設置してあるポリカーの屋根を一旦取り外しました。
こうすることで、足場を立てやすくなります。
施工が終われば、元に戻しますので心配ありません。- 足場設置完了です。
メッシュシートも設置することで、洗浄中の近隣への水の飛び散り等、施工中のご迷惑をかけないようにすることができます。 棟板金と貫板撤去
洗浄後、まずは板金部分を取り外します。
棟板金を取り外すと、中の貫板(木材)部分の色が所々変わっていて、雨水が侵入していることが分かりました。- 下屋根も同様です。
- 良く見ると腐食している箇所もあり、貫板が割れているのが分かります。これらは取り除きました。
屋根内部補修
屋根材が大きく割れている箇所があり、以前の雨漏りはここからだと考えられたため、屋根材を剥がして内部の野地板の張り替えを行いました。- 屋根材を剥がした状態です。
屋根材が割れ、雨水が侵入したことにより木材が腐食しているのが分かります。 - 新しい木材を設置し、劣化していた屋根を上部に補修します。
- 上から野地板を貼り固定します。
ルーフィング設置
軒先から、屋根の上部に向かってルーフィングという防水紙を敷き詰めます。このルーフィングをしっかりと設置しておくことで雨漏りを防ぐことができます。
- 屋根全体にルーフィングの設置が完了しました。
- 屋根の形状に合わせて、細かい箇所も丁寧に敷きます。
- 下屋根にもしっかりと敷き詰めます。
板金設置
軒先部分や、ケラバ(屋根の側面)部分など、雨水が侵入しやすい箇所に板金を設置していきます。- 屋根の側面から雨水が侵入しないよう、板金を設置している様子です。
- ケラバ(屋根の側面)に板金を設置している様子です。
このように板金を設置していないと、雨水が侵入し雨漏りの原因になります。 - 板金を吊り子という部品で固定しています。
- 固定したビスの隙間からも雨水が侵入しないよう、更に止水テープで保護します。
屋根材設置
次に、軒先から屋根材を設置していきます。
同時に、雪止めも取り付けていきます。- 雪止め設置の様子です。
- 複雑な屋根の形状にも屋根材をカットして、綺麗に設置しています。
- このような細い形状でも美しく仕上げることができます。
- 屋根材を屋根全体に設置したら、突端部分の屋根材と屋根材の間にできた隙間に止水テープを貼り、雨水の侵入を完全にシャットアウトします。
- 同様に、止水テープを貼ります。
棟板金設置
その上から貫板(ぬきいた)を設置します。
貫板にも、木材や樹脂と種類がありますが今回は腐食しにくい樹脂性の貫板を使用しました。- 貫板の上から板金で覆い固定していきます。
- 板金と板金の繋ぎ目は、シーリング材でしっかりと接着します。ここが棟板金と呼ばれる部分です。
- 棟板金を端から見た写真です。
雨水が侵入しないよう、覆うように設置しています。 - 棟板金の設置が完了です。
- 下屋根も同様に、貫板を設置ししっかりと固定します。
- そこに板金を施し、雨水の侵入が起こらないよう仕上げます。
- 下屋根の棟板金の設置が完了です。
- 下屋根は外壁に面しているため、その部分にも板金が必要です。
- 更に、外壁と板金の隙間にはシーリング材を丁寧に打ち込み、雨水が侵入することのないよう仕上げます。
- 下屋根の施工が完了した様子です。
ベランダ笠木の板金補修
経年による劣化が見られたこちらも、綺麗に板金し雨水が侵入し劣化することがないよう仕上げました。ポリカー戻し
施工が終わり、足場の解体が終わったら最初に外していたポリカーを戻します。- 綺麗に元通りです。
こちらの施工のご紹介は以上となります。