川口市にてスーパーガルテクトを用いた屋根カバー工事と無機ハイブリッド塗料にて外壁塗装を実施しました
2022.08.25 (Thu)
川口市 Ⅰ邸 施工データ
工事内容 | 屋根カバー工法・外壁塗装 |
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築年数 | 築25年 |
施工日数 | 24日間 |
工事金額 | 207万円 |
メーカー・商品 | 屋根:スーパーガルテクト(アイジー工業)/シェイドチャコール 外壁:無機ハイブリッドチタンガードIR(ペイントライン)/PL-17、PL-02 |
お客様のご要望
雨漏り及び時期的に検討し始めました。
担当者より
HPのお問い合わせフォームよりお問合せいただきました。
2階建てのスレート屋根、外壁はサイディングとモルタルのお家です。
雨漏りがしており、梅雨の時期でもあったことからメンテナンスをご検討されました。
お家の状態を調査させていただいた結果、屋根、外壁共に表面の塗膜が劣化しており防水機能が失われており、汚れの付着がみられました。特に屋根には、コケ・カビが目立ちました。屋根の突端部分の棟板金からは雨水が侵入しており、雨漏りが起こっている状態でした。ここまで劣化が進んでいること、25年という築年数を考慮し、屋根の葺き替え工事か、屋根カバー工事が最適とのご提案をさせていただきました。
お見積りでは、パターンを5つご用意し、施主様とじっくりお話させていただき、ご納得いただいた上で『屋根カバー工事』と『外壁塗装』を施工させていただくこととなりました。
施工前、施工後写真
工事写真レポート
施工前の様子
屋根の様子です。
経年により、表面の塗膜が剥がれ、コケやカビで覆われています。屋根全体の防水機能は失われている状態です。- 様々な角度から調査させていただきました。
- 近くで見ると、状態が良く分かります。
- 赤く囲んである部分は、棟板金を固定している釘です。
棟板金の中にある貫板(ぬきいた)の劣化等により、釘が浮いてきている状態です。
棟板金はしっかりと固定していなければ、強風で飛ばされるととても危険です。また貫板の状態を確認し、必要に応じて交換が必要です。 - 外壁の様子です。
サイディングとサイディングの間にある、コーキング材の劣化が見られました。
経年により、弾力を失い、固くなり、ひび割れが生じてきた状態です。このままにしておくと剥がれてきたり、雨水が入りやすくなり、内部の腐食に繋がります。
劣化したコーキング材を取り除き、新たなコーキング材を打ち込む必要があります。 - チョーキング現象です。
外壁の表面に触れると、白い粉状のものが付着する状態です。
外壁の光沢が低下➡チョーキング➡色褪せ➡割れ・剥がれというように劣化が進みますので、チョーキングは初期症状ではありますが、早めの塗り替えをすることで、その後の塗膜の耐久性に影響してきます。 洗浄作業
まずは洗浄作業です。
バイオ洗浄剤を混ぜ、家全体のバイオ高圧洗浄を行います。- 屋根洗浄の様子です。
屋根全体を覆っていたコケ・カビの汚れが綺麗になっていくのが分かります。 - 外壁(2階部分)洗浄の様子です。
- 外壁(1階部分)洗浄の様子です。
- 軒天洗浄の様子です。
- ベランダ洗浄の様子です。
バイオ高圧洗浄後は、通常の高圧洗浄を行い綺麗に洗い流します。 屋根カバー工事
洗浄後しっかりと乾燥させたら、まずは棟板金の撤去です。
板金を外し、中の貫板を撤去した状態です。- 屋根が平坦になったところで、カバー工事開始です。
- 既存の屋根の上にルーフィングという防水紙を設置します。
- 軒先から順に屋根の上部に向かって設置します。屋根全体に隙間なく敷き詰めたら完了です。
- 次は軒先部分に設置する唐草板金です。
軒先は、屋根から雨樋へと雨水が流れ着く場所です。屋根材を傷めないためにもこの唐草板金はとても大切です。 - 屋根の側面(ケラバ)部分にも板金を設置します。
こちらも雨風により雨水が侵入し、屋根材を傷めることのないよう保護してくれる大切な板金です。 - 屋根の形状により、谷になるなる部分は雨水が溜まりやすい箇所です。こちらにも板金を設置することで、スムーズに雨樋へと運んでくれます。
- こちらも谷板金設置の様子です。
吊り子という部材を使い、板金そのものに穴をあけないよう固定していきます。 - 天窓(トップライト)まわりの板金も新しく設置しました。
雨漏りが心配になる箇所ですので、屋根材と天窓の間に隙間ができないよう、しっかりと施工しました。 - 大屋根の屋根材設置です。
今回使用した屋根材は、『スーパーガルテクト』のお色はシェイドチャコールです。軽量の金属屋根で、人気の商品です。
こちらもルーフィング同様、軒先から一枚ずつ設置します。
途中、雪止めなどの必要な部材も同時に設置していき仕上げます。 - 下屋根の屋根材設置です。
下屋根と外壁の取り合い部分から雨水が侵入しないよう、隙間を作らず施工ました。 - 最後に、棟部分です。
こちらのお宅では、棟板金の下地である貫板に樹脂製のものを使用しました。木材の貫板と比べると、腐食に強く耐用年数が長いのが特徴です。
樹脂製の貫板に板金を被せ、継手をコーキングで接着、ビスで固定したら屋根カバー工事は完了です。 - 屋根の形状に合わせた屋根カバー工事が綺麗に仕上がりました。
外壁塗装
続いて外壁塗装の様子です。
まずは、劣化し固くなった既存のコーキングを全て取り除きます。- お家全体のコーキングを取り除くと、こんなに沢山あります。
- プライマーを塗布します。
新たに打設するコーキングの密着を高めることができます。 - コーキングを打設したらヘラで押さえ、空洞ができないよう整えます。
- まわりの養生テープを剥がしたら、コーキングの打設は完了です。
- サッシまわりも同時にコーキングを打ち増しにて行いました。
- サッシまわりからの雨漏り防止になります。
- いよいよ外壁の塗装です。
外壁は基本、3回塗りにて行います。
まずは2階外壁部分の下塗りの様子です。 - 下塗り完了の様子です。
下塗りには、上塗り材との密着を良くする役割があります。 - 続いて、中塗りです。
今回使用した塗料は、『無機ハイブリッドチタンガード』です。無機成分に特殊チタンが配合されており、塗膜の劣化が起きにくい優秀な塗料です。また高温でも燃えにくい安心と柔軟性に優れ、ひび割れが起こりにくいのが特徴です。 - 最後に上塗りです。
- 中塗りで使用した塗料を重ねて塗布したら完了です。
- 続いて1階、外壁部分の下塗りです。
- 次に中塗りの様子です。
こちらの塗料も『無機ハイブリッドチタンガード』を使用しました。 - 最後に、上塗りで完了です。とても綺麗に仕上がりました。
付帯部塗装
軒天塗装の様子です。
軒天等、付帯部分の塗装は色がのるまで重ね塗りをし仕上げていきます。- 軒天塗装、塗り重ねている様子です。
- 軒天塗装完了です。
- 出窓の屋根部分のケレン作業です。
ケレン作業とは、ペーパーやたわし等を使って、鉄部や木部の汚れやサビを取り除き、塗料をしっかりと吸着させるための大切な作業です。 - ベランダ笠木のケレン作業。
- 雨戸のケレン作業。
- 竪樋のケレン作業。
- 雨樋のケレン作業。
- 鉄部にはまず、写真のように赤いサビ止めを塗布します。
- 次に、お好みのお色の塗料を塗布していきます。
- 重ねて塗布し、綺麗に仕上げます。
- ベランダ笠木部分も同様に塗装します。
- 塗り重ねたら完了です。
- 雨戸
- 雨樋
- 竪樋
付帯部の塗装も完了です。 ベランダ防水塗装
最後にベランダの防水塗装の様子です。
こちらも、まずは先程ご紹介したケレン作業です。- プライマーを塗布し、下地を整えます。
- トップコートを塗り重ね、防水層を保護したら、ベランダ塗装は完了です。
- こちらのお家も綺麗に生まれ変わることができました!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。