川口市西川口にて宿泊施設のスペイン瓦の差し替えと周辺の補修を行いました
2022.07.14 (Thu)
川口市西川口 施工データ
工事内容 | 瓦の差し替え |
---|---|
施工日数 | 8日間 |
工事金額 | 126万 |
お客様のご要望
瓦が落ちてきたので見て欲しい。
担当者より
瓦の落下があり補修のご依頼をいただきました。
お客様がご利用される宿泊施設のため、ご迷惑にならないよう補修させていただきました。
瓦は落下の衝撃もあり、端が欠け真ん中にもヒビが入っていました。
今回、落下した原因としては、瓦をひっかけて固定するための桟木(木材)が腐食してしまっていたことが考えられました。
他にも、日々の地震や天候の影響などで少しずつズレが生じたりと原因は様々です。
新たな桟木に交換し、地震など経年により歪んできているまわりの瓦をコーキング材で固定し(ラバーロック)瓦の落下を防ぐよう施工しました。
この瓦は『スペイン瓦』といい、粘土を形成し素焼きした、鮮やかさが特徴のスペイン産の瓦です。
洋風の建物に使用し、とてもおしゃれな仕上がりになります。
現在は日本でも製造しているため、比較的入手しやすくなっています。
またこの瓦の差し替えと同時に、出窓の枠の板金部分の隙間をコーキングし、雨水が侵入しないよう隙間を塞ぐ補修を行いました。
こちらは建物が大きいため、一軒家のお宅の施工より足場代が多くかかっています。
施工前、施工後写真
工事写真レポート
新しい瓦の設置
一枚抜け落ちてしまっていた箇所に、新しいスペイン瓦を設置しました。
ビスで固定しビス頭にはコーキングを施し、ビスの隙間から雨水が侵入しないよう仕上げました。冠瓦の継手補修
瓦の棟を覆う、冠瓦の継手部分にもコーキングを施し、落下等を予防するため強度を上げました。ラバーロック
瓦と瓦がしっかりと固定され動かないようにするための施工法を『ラバーロック』と言います。- 瓦の周りを全て防いでしまっては通気性が失われてしまいますので、所々にコーキング材を充填し固定しました。
出窓の窓枠板金部分のコーキング補修
経年劣化により板金部分に隙間ができており、内部に雨水が侵入して腐食することを防ぐため、コーキングで隙間を埋め補修しました。- こちらも同様です。
ケミカル面戸スポンジ設置
窓枠と瓦の隙間に雨漏りの予防を目的とし、柔軟性のある『ケミカル面戸スポンジ』を設置しました。- またこのスポンジには通気性があるため、湿気による屋根材の劣化を防ぐ役割もあります。
- これで補修の様子は以上です。
ご覧いただき、ありがとうございます。