さいたま市緑区にて瓦屋根の漆喰補修とラバーロック工法にて瓦のズレ・落下の予防を行いました
2022.07.21 (Thu)
さいたま市緑区 施工データ
工事内容 | 屋根漆喰・ラバーロック工事 |
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築年数 | 築40年程 |
工事金額 | 16万 |
お客様のご要望
今は落ち着いているが、以前雨漏りがあったため、見て欲しい。
担当者より
こちらは、瓦屋根で築40年程の2階建てのお宅です。
『今は落ち着いているが、以前雨漏りがあったため、見て欲しい。』とのことでヤネザルへご来店いただきました。
実際にお宅へ伺い調査をさせていただいた結果、瓦屋根の漆喰の劣化が見られましたので、雨漏りの原因となりやすい『瓦屋根の漆喰補修』を。
また並んでいる瓦の列に歪みが見られましたので、瓦の列を整えたのち『ラバーロック工法』にて固定しズレ予防を行いました。
普段から近くでトラックなどが行き交う度に、屋根からの振動が気になっていたけれど、瓦の補修を行ったことで振動が治まり安心しましたとの感想もいただきました。
瓦自体はとても丈夫な屋根材ですが、屋根は雨や風などの影響を一番に受ける場所の為だんだんと歪みが生じてしまうことがあります。
そのままにしておくと、地震など大きな力が加わることで、瓦の落下にも繋がりかねません。
定期的なメンテナンスがとても大切になりますので、うちの屋根はどうかな?そろそろ気になるな。と思われた方はいつでもヤネザルにご相談下さい。
また今回の様な補修方法の他にも、状態によっては屋根全体を新しく葺き替えることもおすすめです。
お見積りでは屋根の葺き替え等もご提案させていただきましたが、今後のご予定などを考慮して、今回は『漆喰補修』と『ラバーロック』のみ行うこととなりました。
築年数から考えると、屋根の防水に関して完璧とはいえませんが、施主様ごとに事情は異なります。どうぞお気軽にご相談下さい。
工事写真レポート
瓦屋根 調査の様子
赤く囲んだ、漆喰部分が剥がれてしまっており、中の葺き土が見えてしまっています。
葺き土とは、屋根の頭頂部にある棟と呼ばれる部分の瓦(冠瓦)をおさえるための土です。
この状態で雨が激しく降り、雨水が入ると雨漏りに繋がってしまいますので、それを防ぐために漆喰でこの隙間を埋め、葺き土を流失させないように補修する必要があります。- 鬼瓦の漆喰部分に苔が生え、浮いて剥がれ落ちそうになっています。古くなった漆喰を綺麗に取り除き、新たな漆喰を施す必要があります。
漆喰は本来苔やカビが生えにくいと言われますが、やはり経年により段々と発生してきます。 - また、瓦の歪みも確認できました。
築40年程ということもありますが、付近の道ではトラックがよく通るため、振動が伝わりやすく、漆喰が劣化したこちらのお宅では歪みも発生してしまったようです。
だんだんと歪み、この状態から地震や台風などが起こると、瓦の落下など、落下した瓦でケガをする危険性も考えられます。 漆喰取除き
まずは屋根頭頂部の棟瓦の下部分の漆喰を綺麗に取り除きます。
空洞ができた状態にします。漆喰詰め直し
新たな漆喰(白い部分)を隙間なく詰めていきます。
漆喰とは、石灰石(せっかいせき)を焼いて生石灰(きせっかい)を作り、そこに水を加えて作り出来上がった消石灰(しょうせっかい)を主原料としています。そこに、のりや繋ぎとなる繊維質を加えたものが、漆喰です。- 苔が生えていた鬼瓦の漆喰も綺麗になりました。
これで雨水が侵入することなく安心です。 ラバーロック
また瓦のズレが生じていた箇所や、今後のズレ防止のためラバーロック工法にて固定しました。
ラバーロック工法とは、瓦と瓦をコーキング材という接着剤のようなもので固定することです。- 全ての隙間を埋めるように固定しては、通気性が失われてしまいますので所々、部分的にコーキング材にて固定しました。
以上で、ご紹介は終わりとなります。