ウレタン通気緩衝工法での防水工事・棟板金交換・屋根外壁塗装上尾市にて施工致しました
2023.10.10 (Tue)
上尾市 K様邸 施工データ
工事内容 | 防水・棟板金交換・屋根外壁塗装工事 |
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施工日数 | 33日間 |
工事金額 | 約250万円 |
メーカー・商品 | 屋根塗装:下地・サーモテックハイブリットガード・中上塗り:チタン無機IR/PL-53・ウルトラトップ/クリヤー(プレマテックス株式会社) 外壁塗料:下地・ポリマーファンデネオ/白・中上塗り:無機チタンIR/PL-37(PAINTLINEジャパン株式会社) ベランダ防水トップコート:ウレアックスHG/オート化学工業株式会社 |
お客様のご要望
屋根防水・ベランダ防水・外壁塗装の見積をお願いしたいとの事で、ヤネザル見沼店にお電話いただきました。
ご相談、お見積り、診断は無料で実施 いたしております、しっかりご納得いただいてから、ご検討いただけます。
担当者より
お客様と日程を調整し、現地調査にお伺いしました。
早速現地調査にお伺いさせていただきました。
上尾市現地調査
屋根調査
スレートに色褪せと劣化が見受けられます。
防水効果が落ちてしまい水を含むようになると水を含んで膨張と、乾いて収縮を繰り返し少しずつひび割れが生じてきます。
放置してしまうとと割れてしまい、台風や地震により被害が拡大する可能性があります。
外壁調査
外壁カビ苔が発生していると、外壁を劣化させてしまう可能性があり、見つけたら早めに洗浄し取り除くことをお勧めします。
外壁も日差しや風雨による経年劣化によりチョーキング現象が発生します。ヒビ、反りが発生してしまった場合、クラックから雨水や湿気が入り込み内部の劣化をさらに進めてしまいます。早目の塗り替えが必要です。
今回のお宅のように、劣化の程度が軽ければ、再塗装で十分です、経済的にも少ない負担で済みます。
劣化が内部に及び、付着力の低下が起きている場合は、全面修繕が必要になり、経済的負担も大きくなってしまいます。
玄関ポーチ・アプローチ調査
経年劣化が見受けられます、部分的にカビ苔も発生しています。
ベランダ調査
ベランダ防水汚れ、経年劣化によるヒビが見られます。放置してしまうと砂埃が蓄積し、そこに風雨と日差しにさらされ徐々にベランダ防水能力は衰えていきます。雨が下地や躯体に染み込み、ベランダに接している壁、天井から雨漏りが発生してきてしまいます。
上尾市施工内容
診断の結果
屋根外壁塗装・コーキング部分補修・付帯部塗装・玄関ポーチアプローチ・ベランダ防水・バイオ高圧洗浄。
以上の施工をご依頼いただきました。
それでは、工事レポートをご覧ください。
工事写真レポート
足場設置
足場の仮設工事では、飛散防止ネットを設置します。
足場設置前に、バルコニーの波板や駐車場のポリカーボネートなどを外します。
バイオ高圧洗浄
バイオ高圧洗浄で使用している洗浄剤ガイソーパワークリーナーは、通常の高圧洗浄では落としきれない0.001mm以下の隙間に潜んでいるカビやコケなど壁面の汚れを徹底的に洗い流します。洗浄力が有りながら、環境への影響は少ない溶剤です。洗浄面均等に洗剤を散布しますが、汚れに応じて洗剤の希釈割合を変えています。洗剤散布後5分から10分反応させたから清水で洗い流します。洗い残しの無いように高圧洗浄機で念入りに全体を洗い流します。バイオ高圧洗浄後は、見違えるほどきれいになり本来の色味がよみがえります。
棟板金撤去
棟板金設置
貫板を設置し棟板金をかぶせていきます、接合部分もコーキングで接着、防水補強しています。樹脂製貫板エコランバー(フクビ化学工業株式会社)は、廃プラスチックを再利用の資材で腐食がありません。水抜溝があるので、瓦下に侵入する雨水を排出し、滑り止め加工も施されています。
品質が一定で、切断加工・釘打ちなどもできる素材です。
タスペーサー設置
屋根材と屋根材の間に隙間を作る作業を行いました。小型の部材で、屋根材を持ち上げた状態で固定し、縁切りした状態を維持します。強風時や大雨など想定外の雨が降ったときには構造上屋根材の下にも入り込みます。入った雨水をスレートの屋根材は表面の溝により、外に排出します。しかし屋根塗装をすることでこの溝を塗料でふさいでしまうことがあり、そうすると雨水の逃げ場がなくなるので屋根下地の腐食、放置しておくとは雨漏りに繋がってしまいます。
屋根/下塗り
下塗り材を塗布する工程です。下塗り材には、下地調整や上塗り材との密着を良くする役割があります。塗料:PLサーモテックハイブリッドガードsi(ペイントラインジャパン株式会社)
屋根/中塗り
中塗り材を塗布する工程です。使用塗料:無機ハイブリッドチタンガードルーフIR/PL-48(ペイントラインジャパン株式会社)
屋根/上塗り
上塗り材を塗布。使用塗料:無機ハイブリッドチタンガードルーフIR/PL-48(ペイントラインジャパン株式会社)
ウルトラトップ塗布
ビス頭コーキング補強
接合部や釘頭などをコーキングし、隙間からの浸水を予防し補強しました。
外壁/コーキングカット
既存のコーキングをカット。
シーリング/プライマー塗布
プライマー塗布を行っています。新しく打ち込むコーキング材をしっかりと吸着させるために使う接着剤の役割を果たします。その後、防水機能のあるコーキングを打ち込みます。打った後サイディングとの間に空洞ができないようしっかりヘラで押さえています。
防水機能のあるコーキングを打ち込み、サイディングとの間に空洞ができないようしっかりヘラで押さえています。
マスキングテープで養生をし、綺麗に仕上げます。このコーキングの部分が紫外線や風雨、砂やほこりなどの影響で劣化すると、ひび割れや破損ですき間ができて雨水が浸入する原因になります。外壁材のコーキングは、温度変化による壁材の膨張・収縮の影響でダメージを受けて壁材より寿命が早まってしまうことも多くあります。
壁材に劣化がみられなかったとしても、コーキングが劣化しているかなと疑われる場合はコーキングの打ち替えなどの部分補修を行うことをおすすめいたします。使用シーリング材:SRシールH100(サンライズ株式会社)は、1成分形変成シリコーン系です。高耐候性、接着性、剥離破断が起こりにくく、メンテナンスサイクルの期間が長い経済的なシーリング材です。
外壁/下塗り
下塗り材を塗布する工程です。下塗り材には、下地調整や上塗り材との密着を良くする役割があります。使用塗料:ポリマーファンデネオ
外壁/中塗り
中塗り材を塗布する工程です。使用塗料:チタン無機IR (ペイントラインジャパン株式会社)
外壁/上塗り
上塗り材を塗布する工程です。使用塗料:チタン無機IR/PL-37(ペイントラインジャパン株式会社)
付帯塗装/破風
付帯塗装/軒樋
付帯塗装/縦樋
付帯塗装/出窓
付帯塗装/笠木
ベランダ防水工事(ウレタン通気緩衝工法2回塗り)
通気緩衝工法とは、通気緩衝シートを下地に貼り付け、その上からウレタンを塗っていく工法です。密着工法よりも費用はかかりますが、下地とウレタンの間に1枚のシートが割って入ることで、先程の「水蒸気による膨らみ」を防止することができます。
玄関ポーチ・アプローチ防水
2階・3階ベランダ防水
ケレン作業、既存の塗膜を平らに研磨調整します。清掃し、油分も綺麗に拭き取ります。
通気緩衝工法では、施工箇所に同じ工法が用いられていた場合、既存の古いシートを転用する場合が多くあります。状況次第では古いシートを敢えて剥がさず、その上から工事を始めていくこともあります。
古いシート利用にて工事を進めていく場合は、経年劣化によって発生してしまった空気を、新しく施工したシートから逃がすため、シートに穴を空け、そこから空気を逃がす作業を行います。
通気緩衝工法はマンションやビルの屋上・アパートの屋根等、面積が大きな場所に施工されることが多いです。それに対して密着工法はベランダやバルコニーといった、比較的面積の狭い場所で用いられる工法です。これは、配管等が複雑に交錯するなど、通気緩衝工法ではシートを切り貼りする手間が発生しますが、密着工法であればウレタン樹脂材をそのまま塗るだけで工事が完了するからです。
既存の防水接合部分を補強しています。
また、特に密着工法の場合、狭い場所で一部分だけ防水工事を施工したい、といったケースにも対応できます。ウレタン樹脂材は仕上げであるトップコートの段階で、お客様のご要望に応じて、色を選ぶことができます。
施工完了(アプローチ・ベランダ防水工事)
最後までご覧いただきありがとうございました。
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