さいたま市緑区にてウレタン防水通気緩衝工法・外壁シーリング工事を施工しました
2025.07.15 (Tue)
さいたま市緑区 防水・コーキング・附帯塗装工事 Y様邸 施工データ
工事内容 | ウレタン防水通気緩衝工法 |
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築年数 | 築27年 |
施工日数 | 17日間 |
工事金額 | 約420万円 |
お客様のご要望
ベランダ防水の修繕を検討されているとの事で、お問い合わせいただきました。
ヤネザルでは、ご相談、お見積り、診断は無料で実施 いたしております。
担当者より
お客様と日程を調整し、現地調査にお伺いしました。
雨漏り8カ所 防水破損個所多数、大掛かりな工事となると診断いたしました。
ご相談、お見積りまで無料でさせて頂いております。
ご検討の上、しっかりご納得いただいてから、ご依頼いただけます。
さいたま市緑区現地調査
屋上調査
ひび割れが発生しています。雨水が浸水し内部の腐食に繋がります。
防水の表面が水ぶくれのように膨れて破損している状態です。中は空気の場合も、水の場合もあります。原因は経年劣化の他に、元々建物内部にあった湿気が熱で蒸発してシートや塗膜の間に溜まってしまった場合もあります。
ひび割れなどから入り込んだ湿気が原因で起こる場合や、新たに増えることもあります。
施工した当時に使った防水材の組み合わせが悪いことなどが原因で起こる可能性もあります。
防水工事は熟練した経験と知識が必要になります。
ご相談される業者が防水工事を多く行っているか、過去の事例、実績など一度チェックされると安心です。
下屋根調査
塗膜が経年劣化により色褪せ、防水効果もなくなっています。
通路波板調査
破損し、素材が脆くなっています。
外壁シーリング調査
コーキングの柔軟性が失われ、ヒビや欠落が見受けられます。
外壁や屋根は風雨や紫外線に常に晒されて、劣化が進んでいきます。
サイディングなどの外壁材では新築時は防水防汚効果が強く効いているため、厳しい自然環境から住まいを守ってくれています。
新築時にあった効果の、耐久年数は 7~10 年ほどで、少しづつ落ちてゆき劣化が進んでいきます。
風雨や紫外線のダメージを受けることになり、修繕や塗装といった、定期的なメンテナンスが必要になってきます。
以上で、現地調査は終了です。
さいたま市緑区施工内容
診断の結果
ウレタン塗膜防水通気緩衝工法・付帯部塗装・コーキング工事・波板交換工事。
以上の施工をご依頼いただきました。
それでは、工事レポートをご覧ください。
工事写真レポート
足場設置
バイオ高圧洗浄
バイオ高圧洗浄で使用している洗浄剤ガイソーパワークリーナーは、通常の高圧洗浄では落としきれない0.001mm以下の隙間に潜んでいるカビやコケなど壁面の汚れを徹底的に洗い流します。
洗浄力が有りながら、環境への影響は少ない溶剤です。洗浄面均等に洗剤を散布しますが、汚れに応じて洗剤の希釈割合を変えています。
洗剤散布後5分から10分反応させたから清水で洗い流します。洗い残しの無いように高圧洗浄機で念入りに全体を洗い流します。
下屋根塗装
外壁シーリング処理
プライマー塗布を行っています。新しく打ち込むコーキング材をしっかりと吸着させるために使う接着剤の役割を果たします。
防水機能のあるコーキングを打ち込み、サイディングとの間に空洞ができないようしっかりヘラで押さえています。
外壁材のコーキングは、温度変化による壁材の膨張・収縮の影響でダメージを受けて壁材より寿命が早まってしまうことも多くあります。
壁材に劣化がみられなかったとしても、コーキングが劣化しているかなと疑われる場合はコーキングの打ち替えなどの部分補修を行うことをおすすめいたします。
使用シーリング材:SRシールH100(サンライズ株式会社)は、1成分形変成シリコーン系です。
高耐候性、接着性、剥離破断が起こりにくく、メンテナンスサイクルの期間が長い経済的なシーリング材です。
付帯塗装/軒天
使用塗料:ケンエースN-87
付帯塗装
シャッター廻り
/使用塗料:リアクターコート(無機)72-70D
配管・メーターBOX
/使用塗料:リアクターコート(無機)25-75B
汚れ、旧塗膜等をたわしやペーパーなどで落とし塗料をしっかりと吸着するためのケレン作業を行い、塗装致します。
ベランダ/下地調整
雨漏り修繕工事
プライマー塗布
通気緩衡シート貼り付け
通気緩衡シートは付き合わせて貼ります。シート間をジョイントテープで塞ぎます。
脱気筒設置。
脱気筒とは、屋上の防水層と下地(コンクリートなど)の隙間に、湿気など水蒸気を外へ排気するための筒のことです。マンションなど屋上の真ん中についているステンレス製の筒で、一定の面積ごとに設置されます。屋上コンクリート下地の部分に設置され、目地の凹みは排気経路として必要なものです。
ここでは古い防水層に溜まった水蒸気を逃がすのが脱気筒の役目です。
設置後床面にウレタン防水材を塗布していきます。
立上りクロス強化
立面は、補強クロスを貼り付けていきます。
立面用の高粘度ウレタンを使用する箇所もあります。
ウレタン塗布1回目
立上りから塗布し、平面はローラーやヘラで仕上げていきます。
ウレタン塗布2回目
ローラーやヘラで平滑にならしていき、ウレタン塗膜防水によって2層防水層が成形されました。
ウレタン防水とは
液体状のウレタン樹脂を塗り付ける工法です。
塗布した材料が化学反応を起こして硬化し、弾性のあるゴム状の防水層を形成します。
狭い場所や複雑な形状をした場所でも、継ぎ目のない完全な防水膜を作るのが特徴です。
ウレタン防水のメリットとして、継ぎ目のない完全な防水膜を作ることができ、見た目が美しい柔軟性に優れどのような下地にも施工可能。
改修工事の際には既存の下地をそのまま活かすことができます。
ふくれの原因となる水分が下地に含まれている場合は、通気緩衝工法を採用することで蒸気化した水分を外部に脱気させることができます。
ウレタン防水のデメリットとして、
ムラなく均一に仕上げることが出来ないと、塗膜が薄い部分に紫外線や熱により劣化が早まることがあります。
地震や気温の変化にともなう下地の収縮に追従できなくなり、破れや亀裂が発生することがあります。
熟練した技術が必要です、過去の事例、実績などご確認のうえ施工依頼をされることをお勧めいたします。
ウレタン防水は乾燥するまでに時間がかかるため、他の防水工法よりも工期がかかることが多いこともデメリットと言えます。
ベランダ/トップコート塗布
ウレタン防水工法はベランダの防水面にウレタン塗料を塗って防水層を作る工法です。
【密着工法・通気緩衝工法】の2つの工法があり、
密着工法は防水塗料を防水面に3回塗布しますが、1回目と2回目の間には補強布を敷き、3回目の塗装が終わった後にトップコートで仕上げます。
一方、通気緩衝工法は下地処理後に専用の接着剤を用いて通気緩衝シートを貼りつけ、脱気筒を設置します。
これにより下地から発生した湿気などを外に逃がすことができます。
屋上やベランダの下地は、雨や屋内の湿気・水分を含んでおり、温暖差や太陽の熱により水蒸気を発生します。
この水蒸気が下地と防水層との間に発生し防水層の膨張や、シワの原因になります。
防水層が膨らむことで下地との密着性が損なわれてしまいます。
そのため防水層の耐久性が脆弱になり、雨漏りの原因になってしまいます。
シート防水に限らず、ウレタン防水やFRP防水でも密着工法で施工した際にも防水層の膨張は起こる現象です。
その予防のために通気層を通し湿気を排気する脱気装置が必要となるのです。
施工完了
最後までご覧いただきありがとうございました。
お客様の声
参考事例
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