レクトルーフによる屋根カバー工法ベランダ絶縁工法外壁塗装工事を施工いたしました
2023.11.04 (Sat)
さいたま市浦和区 N様邸 施工データ
工事内容 | 屋根カバー外壁塗装工事 |
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築年数 | 築20年 |
施工日数 | 31日間 |
工事金額 | 約351万円 |
メーカー・商品 | 屋根カバー:レクトルーフ/ブラック(マックス建材) 外壁塗料:中塗り/無機ハイブリットチタンガードIR・上塗り/無機ハイブリットチタンガードIR/1階PL-18・2階PL-10(ペイントラインジャパン株式会社) |
お客様のご要望
建物の劣化が気になったこと。ひび割れ、⾊あせ状態を見てもらいたいと、お問い合わせいただきました。
ヤネザルでは、ご相談、お見積り、診断は無料で実施 いたしております。しっかりご納得いただいてから、ご検討いただけます。
担当者より
外壁の材質はサイディング、屋根の材質はコロニアルネオのお宅です。
お客様と日程を調整し、現地調査にお伺いしました。
さいたま市浦和区現地調査
屋根調査
ドローン画像
スレート瓦に色褪せと劣化が見受けられます。年数を経て防水効果が落ちてしまい水を含むようになると水を含んで膨張と、乾いて収縮を繰り返し少しずつひび割れが生じてきます。放っておくと割れてしまい、隙間ができ台風や地震により被害が拡大する可能性があります。
外壁帯調査
外壁も日差しや風雨による経年劣化によりチョーキング現象・帯板金色褪せが見られます。
外壁カビ苔が発生していると、外壁を劣化させてしまう可能性があり、見つけたら早めに洗浄し取り除く必要があります。外壁ヒビが発生し、クラックから雨水や湿気が入り込み内部の劣化をさらに進めてしまいます。早目の塗り替えが必要です。劣化の程度が軽ければ、再塗装で十分です、経済的にも少ない負担で済みます。
劣化が内部に及び、付着力の低下が起きている場合は、全面修繕が必要になり、経済的負担も大きくなってしまいます。
雨樋配管調査
ベランダ調査
ベランダ防水汚れ、経年劣化によるヒビが見られます。放置してしまうと砂埃が蓄積し、そこに風雨と日差しにさらされ徐々にベランダ防水能力は衰えていきます。雨が下地や躯体に染み込み、ベランダに接している壁、天井から雨漏りが発生してきてしまいます。
以上で、現地調査は終了です。
さいたま市浦和区施工内容
診断の結果
屋根カバー・外壁塗装・付帯部塗装・ベランダ防水工事・バイオ高圧洗浄。
以上の施工をご依頼いただきました。
それでは、工事レポートをご覧ください。
工事写真レポート
ポリカーボネート脱着
足場設置前に、バルコニーの波板や駐車場のポリカーボネートなどを外します。
足場設置
足場の仮設工事では、飛散防止ネットを設置します。
バイオ高圧洗浄
バイオ高圧洗浄で使用している洗浄剤ガイソーパワークリーナーは、通常の高圧洗浄では落としきれない0.001mm以下の隙間に潜んでいるカビやコケなど壁面の汚れを徹底的に洗い流します。洗浄力が有りながら、環境への影響は少ない溶剤です。洗浄面均等に洗剤を散布しますが、汚れに応じて洗剤の希釈割合を変えています。洗剤散布後5分から10分反応させたから清水で洗い流します。洗い残しの無いように高圧洗浄機で念入りに全体を洗い流します。バイオ高圧洗浄後は、見違えるほどきれいになり本来の色味がよみがえります。
屋根材撤去
既存の屋根材を撤去しました。
ルーフィングシート設置
下地として防水加工されたシートを施工しました。屋根材の隙間から入り込んだ雨水が内部まで入り込むのを予防します。
今回使用したルーフィングは、セルフカバー(田島ルーフィング株式会社)合成繊維不織布を使用しているため、既存スレート屋根の段差などで破れる心配がありません。
改質アスファルトを使用しており、強度・寸法安定性・釘穴シーリング性に優れています
水切り板金設置
水切り板金とは屋根材への浸水を防ぎ、雨水を軒樋に流す役割があります。
屋根材設置
軒先から屋根材を設置していきます。
棟板金設置
シートシールを棟・寄棟に沿って貼り貫板を安定させ、貫板を設置。
棟板金を被せていきます。
屋根カバー施工完了
外壁/コーキングカット
既存のコーキングをカット、新しく打ち込むコーキング材をしっかりと吸着させるために使う接着剤の役割を持つプライマー塗布。
シーリング/プライマー塗布
プライマー塗布を行っています。新しく打ち込むコーキング材をしっかりと吸着させるために使う接着剤の役割を果たします。その後、防水機能のあるコーキングを打ち増しします。打った後サイディングとの間に空洞ができないようしっかりヘラで押さえています。
コーキング打設
防水機能のあるコーキングを打ち込み、サイディングとの間に空洞ができないようしっかりヘラで押さえています。マスキングテープで養生をし、綺麗に仕上げます。このコーキングの部分が紫外線や風雨、砂やほこりなどの影響で劣化すると、ひび割れや破損ですき間ができて雨水が浸入する原因になります。
外壁材のコーキングは、温度変化による壁材の膨張・収縮の影響でダメージを受けて壁材より寿命が早まってしまうことも多くあります。壁材に劣化がみられなかったとしても、コーキングが劣化しているかなと疑われる場合はコーキングの打ち替えなどの部分補修を行うことをおすすめいたします。使用シーリング材:SRシールH100(サンライズ株式会社)は、1成分形変成シリコーン系です。高耐候性、接着性、剥離破断が起こりにくく、メンテナンスサイクルの期間が長い経済的なシーリング材です。
外壁/下塗り
下塗り材を塗布する工程です。下塗り材には、下地調整や上塗り材との密着を良くする役割があります。
外壁/中塗り
中塗り材を塗布する工程です。使用塗料:無機ハイブリットチタンガードIR(ペイントラインジャパン株式会社)
外壁/上塗り
上塗り材を塗布する工程です。使用塗料:無機ハイブリットチタンガードIR/1階PL-18・2階PL-10(ペイントラインジャパン株式会社)
軒天塗装
付帯塗装/破風
使用塗料:フッ素塗料/PL-44
付帯塗装/鼻隠し
使用塗料:フッ素塗料/PL-44
付帯塗装/軒樋
使用塗料:フッ素塗料/PL-44
付帯塗装/帯
使用塗料:フッ素塗料/PL-44
付帯塗装/縦樋
汚れ、旧塗膜等をたわしやペーパーなどで落とし塗料をしっかりと吸着するためのケレン作業を行い、塗装致します。使用塗料:フッ素塗料/PL-44
付帯塗装/ドア
付帯部は、色がのるまで重ねて二回塗り、三回塗りと行っているので一回塗りということはございません。ご安心ください。使用塗料:フッ素塗料/PL-44
付帯塗装/水切り
使用塗料:フッ素塗料/PL-44
ベランダ塩ビシート絶縁工法工事
塩ビシート防水絶縁工法とは、その名の通り下地と密着していない工法で、下地と塩ビシートの間に空間を設けるため、湿気の押し上げによる浮きが発生せず、現状では耐久性・防水性とも最高レベルの工法です。機械により塩ビシートを固定していくため機械固定工法ともいいます。
まず絶縁シートを貼っていきます。
端部は金物で固定しシートの目印の箇所にドリルで穴を開け、固定用のディスクを打ち込んでいきます
そして塩ビシートを貼りつなぎ目を貼り合わせます、立ち上がりも貼り合わせます。
端部は金物で固定し、金物と外壁の隙間はコーキングで埋めます。
さらにシートのつなぎ目は接着剤でしっかりと接着します
そしてディスクの部分のみを熱で溶着していきます。逆にディスクの部分以外は下地と接着しておらず、空気の層が出来ています。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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